『機動戦士Ζガンダム』15話「カツの出撃」にて登場したベルトーチカ・イルマ。彼女が乗ってきた複葉機「コメット」は、アメリカのビーチクラフト社が製造した「スタッガーウイング」のレプリカという設定があります。つまり、実在するモデルなのです。
いくつかのメーカーからプラモデル化されているようですが、今回はプラッツの「1/48 ビーチクラフト G17S スタッガーウイング」を使い、ベルトーチカの愛機「コメット」を再現してみました。
スタッガーウイング ベルトーチカ・イルマ機（コメット） 塗装済み完成写真
ベルトーチカの「コメット」は、『機動戦士Ζガンダム』のTV版と劇場版でカラーリングが異なります。今回は、青い機体に２本の白いラインが入ったTV版をイメージして塗装しました。
ベースカラーはMr.カラー GX GX5 スージーブルー。塗装後に普段スミ入れで使用しているタミヤカラー エナメル X-19 スモークと X-22 クリヤーを混ぜたものでフィルタリングしています。
拭き取りすぎるとのっぺり、汚しすぎるとただただ汚くなるのでさじ加減が難しいところ。
スミソニアン博物館に展示されていたものを気に入り、わざわざ買い取ったことを考えると大切にしていそうです。
本キットはタイヤの有無を選択して接着する仕様ですが、プラ板と真鍮線を使って差し替えできるようにしました。なお、後輪は紛失したので、説明書を見ながら戦車の転輪とプラ棒ででっち上げています……。
また、上翼と下翼の間にあるワイヤー？は付属していなかったので、0.3mmの真鍮線で再現しました。
じつは飛行機のプラモデルをつくるのは人生初。完成した際、プロペラに息を吹きかけるとクルクル回ったことに感動しました。ちなみにプロペラの先につける丸いカバー？は、Zガンダム劇中に登場したものにはついていなかったので装着していません。
せっかくなので、外で撮影！
……いい感じ！！！！
撮り終えて、飛行機プラもの醍醐味を味わった気がしました。
スタッガーウイング ベルトーチカ・イルマ機（コメット） の製作
ヤフオクで入手したプラッツの「1/48 ビーチクラフト G17S スタッガーウイング」。箱もデカールもかなり年季が入っていました。説明書は英語ですが、パーツ数も少なく、シンプルなつくりなので組むのに問題はありません。
上翼と下翼ともに胴体に接着した際に隙間が目立ったので、そこはパテで埋めて成型しています。また、付属のパイロットは当然、ベルトーチカではなく名も無きおじさんです。髪、顎、襟、ベルトのモールドなどを削り、Zガンダム本編を参考にパテでベルトーチカっぽく成形。
なお、ゴーグルは凹型に成型して、100均で買ったUVレジンを盛ってレンズっぽくしています。左腕にある○の中にKの文字が入ったマークも書いたのですが、コックピットに乗せると見えなくなってしまいました……。
シートベルトは、コピー用紙を塗ってハサミで切ったものをクラフトボンドで接着しています。
スタッガーウイング ベルトーチカ・イルマ機（コメット） 塗装/製作まとめ
飛行機プラモデビュー作となったプラッツ 1/48 ビーチクラフト スタッガーウイング。ネットで実機の写真を見ながら楽しくつくれました。ちなみに実機は光沢バリバリのテカテカでしたが、半艶で仕上げています。ガンプラとは違った形でガンダムの世界に触れられる希少なキット？なので、Zガンダム好きの方は作ってみてはいかがでしょうか？
